梅花盛りのこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。コロナ禍による不便な日常も1年以上。ワクチン接種による、ある程度の「自由な行動」が待ち遠しいです。
さて、(有)中野川俱楽部 は2020年のシーズンで「中野川毛鉤専用区」の管理・運営業務からの撤退を決定しました。
また、高知県水産振興部は 2021年2月19日の内水面漁場管理委員会において本川漁協の遊漁規則改訂を承認しました。(最終決定です)
今後は一般渓流として3月1日より9月30日までの釣魚が可能となります。
以上の経緯につきましては、下記 高知新聞の2021(令和3)年3月3日付け記事の通りです。
諸事手続きの関係での発表・連絡遅れ、誠に相済みません。
長年にわたるFF愛好の皆様のご愛顧に多大なる感謝申し上げます。
(有)中野川俱楽部は現在地に存続し、宿泊業を継続すると共にフライフィッシング振興活動を行う所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
尚、当ホームページは現在改訂すべく依頼中です。毛鉤専用区関連記載の削除、遅れてますが、コロナ禍によるIT作業の蓄積による影響を鑑み、今しばらくの御猶予お願いいたします。
令和3年3月9日
有限会社 中野川俱楽部 代表取締役 齊藤 光輝
「高知新聞・記事 テキスト形式による引用の許可を受けております」
【中野川川 毛針専用区解消 住民要望 通常釣り場に いの町本川】
全国初のアメゴの完全予約制の毛針専用釣り場として知られてきた吾川郡いの町本川地域の中野川川が、ほかの渓流と同じルールに変更された。漁期は3~9月とし、餌釣りもできる。専用区は地域資源の有効活用などを目的に旧本川村時代の28年前に始まったが、地元住民の求めで元に戻された。
中野川川は吉野川水系の約5キロの渓流。専用区はフライフィッシングの全国団体が1993年、釣りを持続的に楽しむ世界的な潮流に沿って提案し、本川漁協や県、釣り師らの協力で実現した。
関係規則を変更し、釣り方は毛針に限定。管理人を置き、魚の殺傷や持ち帰りを制限し、1日の釣り人を最大15人に絞って運営してきた。こうした取り組みによりアメゴは自然繁殖し、東京や関西圏などから毎年約500人の愛好家が訪れていた。
県などによると、2019年ごろから、地元住民と漁協などとの間で専用区のあり方を巡って意見の食い違いが起きた。昨年、地区が漁協に「漁協との協力関係が薄れた」「幼いころから親しんできた川の復活を」という要望書を提出した。
専用区の運営には地元住民の理解が不可欠なため、本川漁協は内部の検討を経て専用区の解消を決定。今年2月19日の県内水面漁場管理委員会で、餌釣りも可能な遊漁規則への変更が承認された。
同委員会の一部の委員や釣り人からは、専用区の解消を惜しむ声も上がる。
県水産振興部は「あらためて専用区の設定が求められれば協力する」。本川漁協の和田守組合長は「日本初の取り組みには意義があり存続したいが、地元が望まなければ仕方がない。専用区は新しい釣りのスタイルを広める役割を一定果たしたと思う」と話した。(八田大輔)
2021年3月3日
高知新聞