アメリカ在住・神戸の Hさんから「ミシガン釣りレポート」が届きましたので御紹介します。
こんにちは。いつも中野川のきれいな景色&渓魚の姿をブログで楽しませていただいています。先月の渋谷さんのスクールを受けた後こちらに戻ってきてから2回、ミシガンに釣りに行く機会がありましたのでレポートいたします。
Muskegon riverでのスチールヘッド
ミシガンの河川は春はミシガン湖から遡上するスチールヘッドの釣りが面白いということで、有名な川の一つであるMuskegon Riverでガイド付きの釣行をしてきました。
この釣り、Chuck & Duckというかなり変わった釣法で、テーパーのないシステム(シューティングラインにルアー用のラインがついている)で、かなり重たい錘がついていて、ラインをあらかじめ足元に出しておいて投げ釣りみたいな要領でキャスティングするという、フライフィッシングと言えるのかどうか微妙な釣りですが、ミシガンの河川ではこの方法がとても効果的だそうです。フライは、イクラパターンとニンフと二つ付けて釣りました。
川のコンディションもよく、10本近くフッキングすることができたのですが、スチールヘッドの激しいファイトになれていないせいかランディングできたのは1本だけでした。腕があがって、数日は筋肉痛でした。
Pere Marquette Riverでのブラウントラウト
昨年も行ったPM riverにも5月末に行くことができました。こちらもまずはここでの釣り方を早く覚えようと、ガイドを頼みました。日中はストリーマーで尺前後のものがそこそこコンスタントに釣れ、取り込めなかったもののかなりの大物もフッキングしました。ガイドの読みどおり夕方にはGray Drakeを中心に数種類のメイフライおよびカディスの大量ハッチで川一面虫だらけの中、ドライフライにスイッチしてたくさんのライズの中から大物を見つけてじっくり対峙するという楽しい釣りができました。写真の大きい方のブラウンは何回目かに流して少しドラグがかかったときに飛びついてきました。(残念ながら・・釣り人Hさんがバッチリ写ってますので割愛させて頂きました。中野川倶楽部 支配人)
ガイドがセットアップしたドライフライ用のタックルが、9ft3番のロッドに5Xの11-12ftのリーダーティペットだったのですが、彼の中ではかなり長めのセッティングだったらしく、日本ではもっと長いのが主流で自分も18ftまでやったことがあるというと驚いていました。ほぼ真横くらいの位置から、大きく上流側へリーチを入れてキャスト、さらにすぐに大きくメンディングというアドバイスが多く、いつもとは違うアプローチのしかたの勉強になりました。次回はロングリーダーのセッティングでもやってみたいと思います。
中野川のアメゴの写真も見せたところ、朱点と尾びれのオレンジが特に美しいと言っていました。
ブラウンもきれいですが、個人的にはやはりアメゴが一番ですね・・・。日本への出張予定は今のところありませんが、今年も後1回くらいは(できればテジロのいない季節に)帰国して中野川で釣りがしたいものです。
処変われば・・とは言うものの,Chuck & Duck 釣法はかなり「北米的」ですね。
アメリカの川では「大量ハッチ状況」が多いようで,「ミズーリのトライコが川一面」もナカナカですね。S坂さんの「Hトライコ (二匹連結毛鉤)」を思い出しました。
アメリカ生活を満喫して下さい。ありがとうございました。
中野川川は11月末までがシーズンですので秋・紅葉の時期なんぞ「エエ」ですよ。
せば また。中野川倶楽部 (ナカノカワクラブ) 支配人